ご覧いただきありがとうございます。taraionです。
この記事では、
塾講師からの転職は難しいって聞いたことあるけど、本当?
塾講師から未経験の業界・職種に転職したいけど大丈夫?
といった悩みを解決していきたいと思います。
塾講師からの転職は多くの課題に直面しており、他の業界へキャリアチェンジすることが難しいとされています。
しかし、塾講師から転職すること自体は、積極的なアプローチと適切な準備ができれば可能です。
転職市場において塾講師の経験は一般的には評価されにくいものの、自らの経験やスキルを適切にアピールし、積極的に行動することが重要です。
私は新卒で塾講師になったのですが、
この会社では自分の描く方向性に進めない!
まだ若いし、異なる業種に転職だ!
という思いが強くなり、入社しておよそ半年後から転職活動を始めた挙句、次の仕事を決めないまま1年で会社を辞めました。
そして会社を辞めて1ヶ月ほどで、未経験転職にこぎ着けました。
今回は
塾講師からの転職が難しい
といわれる理由の考察と、
自分の場合は面接でこうやって乗り切った!
という点を書いていきます。
あなたが今、塾講師から転職を検討しているのであれば、今すぐ行動を起こしましょう。
忙しくて手が回らないなどあれば、転職エージェントを利用するなどやるべきことに集中できる環境を整えれば、新たなキャリアへの道が開けます。
この記事のポイント!
・塾講師から転職するのは、実はそんなに難しくない
・実際に転職できた転職理由の実例を見ることができる
・転職を実現させるために、今からできることは何か参考になる
塾講師から転職するのは本当に厳しいのか?
「塾講師からの転職」とGoogleで検索すると、
↑の画像のようにネガティブな検索結果が出てきます。
他を見ても、塾講師から他業界への転職のサジェストが少ないですね。
塾講師から他業界・他業種への転職はあまり聞かないのでしょうか?
塾講師は離職率が高い割に、転職市場での評価が厳しい?
ところで、「塾講師は離職率が高い」と言われがちですが、本当にそうなのでしょうか?
そこが気になったので、私は教育・学習支援業のくくりで実際に調べてみました。
2022年6月現在で、3年間での離職率が算出できる平成27~30年度卒のデータをもとにしています。
平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 | |
すべて | 約31.8%(140660/441936) | 約32%(143360/448309) | 約32.8%(150543/458683) | 約31.1%(144047/462084) |
教育・学習支援業 | 約46.2%(10044/21732) | 約45.9%(9943/21650) | 約45.6%(9872/21631) | 約45.6%(9713/21286) |
()内の数値:3年以内の離職者数/就業者数 参考:厚生労働省ホームページ
改めて見ると、やっぱり教育・学習支援業の離職率は全体と比べて高いですね…
いずれの年も、平均より12%以上上回っているので、それだけ長続きしにくい業界であることを再認識できます。
しかし、塾講師は子どもや保護者が主な相手かつ、特別なITスキルや資格なども必要ありません。
それゆえ、異業界異職種の民間企業からすると
相手は学生じゃなくなるけど、覚悟はできてるかい?
スキル面が不安だなぁ…うちの仕事についていけるかな?
と見られがちで、なかなか抜け出せないのかもしれません。
ただし、塾講師の仕事を細かく見ていくとそんなことないぞ!という話は
「塾講師はつぶしがきかない?他で活かせるスキルは必ずある!」という記事で紹介しているので、合わせてご覧ください。
塾講師は世間知らずだから転職できない?
よく、
教師は社会人経験がない!世間知らずだ!
などと言われますが、塾講師も例外ではないと思います。
むしろサラリーマンで塾講師を続けるほうが、教師に対して言われがちな”世間知らず”になるリスクが高いのでは?とさえ感じました。
理由は、塾業界は閉鎖的な環境になりやすいのでは?と考えられるからです。
そもそも、
・夜型勤務
・平日休み
の時点でなかなか社外の人と予定を合わせるのは難しいです。
プラスで定期テスト対策や受験対策期には休日出勤もめっちゃ多い…
サラリーマン塾講師であれば、社外の方とも接する機会があるのは、採用活動や新規開校の物件探しなどを行う本社勤務の方々くらいです。
しかも、本社で働けるのはほんの一握り…
そのためか、私が勤めていた会社では
社内で結婚するか、社員と元社員での結婚も非常に多かったです。
こうなると、どんどん狭くて閉鎖的なコミュニティができてしまうのも無理はないでしょう。
特に、そのコミュニティ内での雰囲気が合わなかったら地獄でしょう…。
関連記事:会社の社風が合わない?さっさと辞めることも考えていいさ
そして、知らず知らずのうちに
自分は偉いんだ!
と勘違いしていき、生徒や保護者から信頼を失っていく…
そのような末路を私はたどりたくはありませんでしたね。
関連記事:塾講師が偉そうな態度をとるのは、百害あって一利なし
塾講師はキャリアアップの幅を広げるのが難しい?
塾講師はキャリアアップを図る上で、主に3つの道があります。
一段階目は「塾長」です。
塾の店舗の運営を任される立場となります。
この立場になった場合には授業を持つというよりは、社員やアルバイトの管理、経営などを行なっていくことになります。二段階目は「エリア部長」です。
特に大手塾の場合は例えば「県内部長」「関東部長」と言ったように管轄エリアを広げていくこととなります。
そこまで大きい塾でない場合にしてもいくつかの塾を持つ企業の場合であれば統括する役割を任されていきます。三段階目は「本社勤務」です。塾を運営する大元の会社での勤務をすることとなります。
引用元:塾講師から転職する方の20代のキャリア形成について徹底解説!
マネジメント経験が必要にはなりますが、カリスマ講師として稼ごうとしない限り(今でしょ!の人みたいな感じ)は大きなキャリアアップは望み薄ですね…
アルバイトの管理なども、マネジメントの経験と見なしてくれない企業もあるようです。
実際に、私が「きづく。転職相談」というキャリア相談サービスを利用して、無料相談をしていただいたときにも
教育業界に長くい続けると、異業種への転職は難しくなります
もし本気で転職したいなら、全力でサポートしますよ!
と伝えられ、当時転職すべきか迷っていた私の背中を押してくれました。
私が実際にコーチングを受けた話は
「きづく。転職相談のよい評判は本当?実際にコーチングを受けてみた」という記事にまとめていますので、合わせてご覧ください。
塾講師から異なる業種への転職理由、自分はこう伝えた!
色々情報収集をした上で、塾講師からの転職を考えた私ですが、実際の面接ではこのように転職理由を伝えていました。
①担当校舎では保護者や生徒との折衝経験を積むことができ、そこでの対応力や学習に興味を持ってもらうためのスキルを磨く機会はありました。
しかし、②塾講師として学生時代のアルバイトから足掛け5年ほど経験させていただいたので、次は対事業主との折衝スキルやwebマーケティングスキルといった自分のビジネススキルを磨きたいと考えており、転職を決意しました。
①はじめに、「塾講師でも顧客折衝経験を積んだよ!」という点をアピールするために、生徒・保護者対応を通じて臨機応変に問題に対処する力が養われたこと、自分から生徒に働きかけて学習に興味を持ってもらう努力をしていたことを伝えました。
②その上で、「元々アルバイトをしていたため、塾講師としての経験値は他の新卒1年目とは違うこと」「生徒や保護者との折衝ではなく、BtoBの仕事をしてスキルアップを図りたい」という点を説明しました。
転職理由は面接官に納得してもらえるよう、前向きかつ論理的に伝えることを意識していました。
重要なのは、
休みがなくてしんどい…
サービス残業含め労働時間長すぎだろ!
と思っていても、絶対に面接でその気持ちを口に出さないことです。
あくまでも、転職理由はポジティブに。
また、志望動機も作ることを忘れずにいきましょう!
ポジティブな志望動機を示し、あなたの経験を具体的かつ前向きに伝えましょう。
志望動機を作るにあたって、自分なりに工夫したことは
「未経験でWebマーケティング職へ転職できた、楽な志望動機の書き方」という記事にまとめています。
塾講師から本気で転職したいなら、できることから始めよう
塾講師からの転職が少しでも頭にあるのならば、今できることはいくらでもあります。
例えば、
・「これまでの教室・授業運営の中で、数値を改善させたエピソードはないか?」をメモに残す
・書類を作成したり、転職サイトでよさげな求人を探す
・平日休みを活かして、他の人が行かないような時間帯に堂々と面接に行く
などです。
塾講師から本気で転職したい!と思いつつ、実際に行動できていないのであれば、今このときから動きましょう!
もちろん私の転職理由を参考にしてもいいですよ!
また、繁忙期には転職エージェントを頼って面接のフィードバックをもらったり、面接の日時調整などをお願いしたりして、あなたがすべきことに集中できる環境を整えることも大切です。
関連記事:塾講師から転職したいのに、まだ転職エージェントを利用してないの?
私が特におすすめしたいのは、リクルートエージェントです。
定期的に電話面談をしていただいたことで、初めての転職活動で自分のペースを作ったり、進み具合を管理したりするのに助けになりました、
また、仕組みも充実しているからか、面接対策の資料や、実際に受けた面接のフィードバックをリクエストしたらすぐに用意してくれました。
関連記事:リクルートエージェントがうざいのは本当?実際に利用してみた感想
この記事が、
塾講師から他の仕事への転職は厳しいのかなあ…
と悩んでいるあなたの参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございます。taraionです。今回は、もうこれ以上塾講師として働くのは無理...他の環境でスキルアップ・キャリアアップを目指したい!といった悩みを解決していきたいと思います。[…]