塾講師が偉そうな態度をとるのは、百害あって一利なし

ご覧いただきありがとうございます。taraionです。

今この記事を読んでいるあなたは、学習塾に勤めていて

生徒に嫌われているかも…

自分はハズレの先生と思われているんじゃないかなあ

と不安になっているのではないかと。

私も学生時代・新卒入社した会社では集団授業を行っていたので、

やべえ、このクラスから信頼されてなさそう

と感じたことは何度もあります。

そこで今回は、自分の経験やネットで調べたことをベースに

こんな塾講師は嫌だ

嫌な塾講師にならないように私が気をつけていたこと

の二本立てで記事を書いていきます。

その中で気づいたのは、お客様に対して偉そうな態度を取るな!とははっきりと言えそうだな、ということです。

この記事のポイント!

・生徒や保護者に対して、偉そうにするのは意味がないと気づく

・偉そうな態度はお客様にも、職場にも悪い影響を及ぼす可能性あり!

・偉そうにならないための心がけの一例を知ることができる

塾講師として信頼を築くためには、偉そうな態度は逆効果?

私は学校の教師のことはよく分からないので(教員免許すら持ってないです)、塾講師限定の話になります。

塾講師は立場上「先生」と呼ばれることが多いですが、それで調子に乗ってお客様である生徒・保護者に対して偉そうに接してもメリットは何もないです。

何なら職場にも悪い影響を及ぼす可能性すらあります。

偉そうな先生は、生徒からもうざいと思われる?

塾講師が生徒に対して偉そうな態度をとることは、信頼を築く上で一番のデメリットです。

生徒たちはそのような講師の態度に対して、

○○先生のことが嫌いだ!

あの塾には行きたくない…

と感じ、授業に参加することが苦痛になることがあります。

例えば、

・自分はできる奴だと思いこむ

・自分の非を認めたり、謝ることができない

という点です。

私が塾講師として働いていたときも、

自分は生徒から信頼されているんだ!

と吹聴していた先輩がいたのですが、実際は塾内の授業アンケート(生徒に対して、半年に1回ほど行われていた)の評価は低く、生徒からの評判もよくはないということでした...

また、塾長が定期テスト対策で誤った回答例を提供し、多くの生徒がテストで誤答してしまった事例もありました。

しかし、塾長はすぐに

この度は申し訳ございませんでした

と謝罪し、

次回以降は○○するようにして、再発防止に努めます

と、ミスが発覚して間もなく謝罪のメールを保護者あてに送信していました。

この謙虚な態度が、生徒や保護者からの信頼を得る重要な要素だったのでしょう。

これらの話から、

先生と呼ばれるからって、勘違いしちゃいけないな

間違ったらちゃんと謝れるから、塾長はこれまで信頼されてきたんだな

と私は改めて自分を戒めていました。

私にとって、塾講師は「先生」と呼ばれる立場の人間だからこそ、偉そうにせず常に謙虚にあるべきだと感じた例でした。

回り回って、職場でも嫌われるリスクあり

これも私が正社員塾講師として働いていたときの話です。

オンライン形式の研修は便利なもので、私が所属していたエリアから遠く離れた本社の役員からも、研修を受ける機会がありました。

そのとき、当然自分の授業を見てもらったのですが…

君は○○ができていない

××みたいにすればいいんだよ!

というフィードバックを受けたのですが、まあダメ出しや下手な例え話が多い…

自分の技量不足は認めるべきところですが、他のメンバーに対しても粗探しや役員自身の考えの押しつけが目立っていました。

当然ながら、他のメンバーからは

あいつ偉そうにしすぎ

何であんなに上から目線なの?

という声が多く挙がってましたね…

私も

普段から、生徒にもこんな感じで接しているのだろうか?

と疑問に思いました。

正直、社内で下の立場の人間に傲慢な態度をとる人間が、生徒や保護者に対して偉そうな姿勢を隠せるとは思えません。

また、

昔はカリスマ性があったかもしれんけど、今の生徒には嫌われてそう

とも思いました。

また、この役員とは別の上司も、

立場が上の人のことは察して当たり前

と言わんばかりに

上司の心の納期は早いんだからな!

言われるうちが花だぞ!

というような態度をとっていました。

塾講師としての信頼を築くには、偉そうな態度は逆効果であり、職場での態度も大切になります。

同僚や上司とのコミュニケーションも、生徒への接し方に影響を与えることを考慮する必要があります。

私の直属の上司はこうした方々と異なり、誰に対しても腰が低かったので…

少なくとも私は

こんな上司・先生にはなりたくねえな…

という思いが強まりました。

わかりやすさだけじゃない、信頼築きの秘訣

私は

先生と呼ばれているからといって、偉くなんかないぞ!

と自分を律していくために、以下の2点を心がけていました。

とにかく否定をしない、共感はする

アルバイトのときや新卒で入って間もないうちは、授業の分かりやすさや

この先生は信頼できる!

といった安心感のようなものについて、経験のある講師に追いつくのは無理ゲーです。

そのため、これら以外の要素で生徒・保護者からの支持を少しずつ積み重ねる必要があります。

生徒・保護者との信頼関係がまだ築かれていない段階で、

なんでこんな問題も解けないの!?

俺は昔~だったんだぞ!

などと否定的な態度をとったり、自己アピールをする講師を信じたい!と思うお客様はどれだけいるでしょうか?

「なぜそこを分かっていない!」「自分なら簡単にできるのに!」と思う気持ちは分かります。

何度も同じミスを繰り返す子には、俺もそう思うことはあった

しかし、そういった気持ちを飲み込んで

考え方は合っているね、ここが合っていたら正解だったぞ!

ここは俺も苦手だった、気持ちはわかる

と、生徒に寄り添う意識で声かけを心がけました。

保護者にも、面談ではできるだけよいところの報告をするように心がけていました。

もちろん厳しいことを言う必要もあったわけだが…

逆に、子どもを好きだとしても、ある程度の忍耐力がないと塾講師としてのキャリアを積み重ねることは難しいでしょう。

大切なのは偉そうな姿勢ではなく、共感とポジティブなアプローチで信頼を築いていくことです。

「『こいつ頭おかしい』と思われたっていいや」の精神

「否定しない・共感する」という観点から、私は生徒を積極的にほめることに意識を向けていました。

例えば、

・数学が苦手な子が、新しく登場した公式を使えるようになっていた

・定期テストで1教科でも、1点でも点数が上がっていた

など、少しでもできることが増えていたらほめていく感じです。

個別に声をかけることが中心でしたね

また、難しい問題に正解したり、普段私の担当する教科を苦手としている生徒が一発で正解を見つけることができたときには、少々オーバーリアクション気味にほめることもありました。

大げさだから、「頭おかしいんじゃねえの?」と思われていたかも?

そのおかげか、授業アンケートでは授業の分かりやすさや安心感に関する評価は低かったものの、「ほめられたことがある」という項目では高評価を得ていました。

また、保護者面談の際にも、

子どもが先生のことをよく話してくる

かなり優しいと言っていた

などといった話をしてくれることもありましたね。

自分自身のモチベーションにもつながったのは間違いない

生徒たちが感じる喜びや認められたという実感が、学びのモチベーション向上に貢献できていたら嬉しいですね。

授業を通して生徒と信頼関係を築くためには、ポジティブなフィードバックやねぎらいの言葉が大切だと思います。

偉そうな講師はハズレ扱いされると思っておこう

改めて、塾講師が生徒・保護者に対して偉そうにするメリットはありません。

「先生」と呼ばれているとはいえ、あなたは偉くなったわけではないのです。

お客様に対して偉そうにしていれば、職場の同僚にも悪い印象や影響を与えかねません。

私もそれを肝に銘じて、偉ぶらないよう意識する行動をとり続けてきました。

また、同僚に対する普段の態度が生徒や保護者に対する姿勢にも影響を与えると考え、悪い印象を与えないようにはしていたつもりです。

生徒がどう思っていたかは分からないが…

とはいえ、あなたが生徒や保護者へのサポートを一生懸命に行っていても、

なかなか今の会社では出世できない、給料が安い

会社・上司のやり方と合わない

地域の生徒数が少なくて、もうどうしようもない…

といった不満を抱えているのであれば、

とっとと別の塾に転職する

自分で塾を立ち上げる

塾講師のキャリアを活かして、異業界異職種への転職を狙う

といった具合で、環境を変えることを真剣に考えたほうがいいです。

塾講師のスキルは必ず他の環境でも通用する!

ご覧いただきありがとうございます。taraionです。今回は、塾講師のスキルは他の職場でどう活かせるかな?塾講師は転職でつぶしがきかないことなんてないはずだ!というあなたの疑問を解決していきたいと思います。[…]