ご覧いただきありがとうございます。taraionです。
今回は、
新卒に即戦力を求めるのっておかしくない?
即戦力として最初の会社で頑張れるかなあ…
といった悩みを解決していきたいと思います。
最近では求人情報の中で
新卒でも即戦力になれる!
という表現が増加しています。
これは、企業側が新卒採用に積極的に取り組むようになったことや、人材不足の中で採用競争が激化していることが背景にあります。
しかし私は、
この表現、おかしいんじゃないか?
と思うわけであります。
結論、まともに研修をする気がなく、新卒に即戦力性ばかりを求める会社はブラック企業だ!
今回はその理由について書いていきます。
この記事のポイント!
・あなたには即戦力となるだけのスキルが学生時代に身についているか?
・「新卒で即戦力!」と言ってしまう会社はブラック企業の可能性が高い(実例あり)
・スキルがなければ、あなたに合う会社選びをすべき
新卒に即戦力を求めるのはおかしいのか?
参考までに、「即戦力」とは以下のような意味を持つらしいです。
そく‐せんりょく【即戦力】
とくに訓練しなくてもすぐに使える戦力。転じて、事を行なおうとするときに、すぐに使え、重要な働きをする力。
出典:コトバンク
要は、
「企業から見ても研修などの育成にあまりお金をかけずに、すぐに現場で活躍できる人材」
ということです。
確かに、中途採用で経験者を採れば育てるコストはあまりかからないでしょうし、新卒でも実務に関わりが大きいことを専攻していれば即戦力として活躍できるかもしれません。
しかし、この記事を読んでいるあなたが今学んでいることと、入社後の仕事は関連性が高いとは言えないのではないでしょうか?
業務に必要な専門スキルや知識は身についているか?
業務に必要な専門スキルや知識は企業・職種によって異なりますが、大学で学んだ専門知識を活かしたり、実務経験を積んだりすることで身につけることができます。
例えば、エンジニアやデザイナーなどの技術職では、プログラミングやデザインツールの知識が必要です。
学生時代から自分で専門性を高める活動をしていると重宝されるかも?
なお、私は現在Webマーケティングに関わる仕事をしているのですが、Webマーケティングスキルも学生時代から学ぶことができます。
未経験からWebマーケティングを学びたい!と思ったら、「Webマーケティングを学ぶべく、Techacademyに課金してみた」も合わせてご覧ください。
新卒は、大学で専攻した分野に関する知識はあるものの、実務経験が少ないため、業務に必要な実践的なスキルを持っていない場合があります。
新卒で入社したての学生は、企業側が求める能力やスキルを持ち合わせていないことがほとんどであり、即戦力という表現には無理があるのではないか?と私は思います。
実際にはろくなサポートもなく放り出されるだけ!?
新卒は、専門性が高いスキルや経験を持ち合わせていないことがほとんどなだけでなく、
・基本的なビジネススキル
・社会人としてのマナーやコミュニケーション
・仕事の進め方や問題解決の方法
といった面でも経験が足りないので、やはり研修などが必要になると思います。
もちろん自分から学ぶ姿勢も大事だけど
しかし、
新卒にも即戦力を求める会社はあまり社員の育成に時間・お金・労力をかけたくないのか?
と、私は最初の会社で体感しました。
ほとんど研修がなく、いきなり現場に放り出されたわけではありませんが、
あまり人材育成にお金をかけたくないんだろうな…
と思わせる場面は見え隠れしていました。
私が「新卒で即戦力を求める会社」に入社した結果…
私は新卒で、「新卒で即戦力を求める会社」に入社しました。
内定式では社長から
即戦力としての活躍を期待します!
と言われ、私は当初からその意味を疑っていました。
内定者研修で即戦力を育てる?
内定者研修は積極的に行っていたため、
即戦力って口だけではないんだな
と思っていました。
研修自体は実務に関する内容が大半だったので、無意味なわけではありませんでしたが、
・日帰りだと交通費しか支給されない(拘束時間分の給料は出ない)
・泊まりがけの場合でも、決められた時間しか賃金が出ない
という点から、
サービス残業上等なんだろうな…
と察することはできました。
もしあなたが内定者研修を行う会社から内定をもらっていて、
内定者研修って意味があるの?
と疑問に思っているのであれば、「内定者研修がある会社はやめとけ!研修分の給料がでないなら論外だ!」も合わせてご覧ください。
「新卒が即戦力≒人手不足だから早く現場に入ってね!」ということ
内定者研修が終わった後、正式に大学を卒業しないうちから現場配属となりました。
入社してしばらくのうちは定期的な授業研修は行われましたが、
・適切なビジネスマナー
・ビジネスコミュニケーションのスキル
あたりは完全に「見て覚えろ!」という感じでしたね。
もちろん私も塾長の様子を見ながら、生徒・保護者に対する電話対応や面談時の応対について学ぶことができたのですが、このあたりから薄々気づき始めました。
単純に人が足りない・新卒も大学卒業前からやってもらわないと困るという事情から、
・付け焼き刃でもいいから、内定者研修である程度戦力化しておく
・内定者研修後は現場任せ(残業代は決められた時間しか出しませんw)
・ビジネスマナーは教える余裕なし!
とせざるを得ない状況だったのではないかと。
つまり、
即戦力≒一刻も早く現場で回してくれる人材
などとこの会社は定義していたかもしれません。
私は学生時代に塾講師アルバイトの経験があったものの、そうでない人は研修・現場入りが大変だったと思います…。
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新卒で即戦力を求められて耐えられるか?
改めて、新卒に即戦力を求める会社はブラック企業の可能性があります。
確かに、学生時代にプログラミングやWebマーケティングなどのスキルを身につけて、それを活かせる会社に入社できるのであれば、あなたは即戦力として活躍できるかもしれません。
しかし、そうでなければ、できれば社会人としてのマナー・コミュニケーションを教えてくれる会社に入るのが望ましいです。
十分な研修を行えない(行わない)会社は私が新卒で入った会社のように、内定者研修をやることで強制的に即戦力化されることだってあります。
残り少ない学生生活を楽しめなかったのは今でも心残り
もしあなたが特にスキルがない、そんな状態で即戦力になれるわけない!と思っているのであれば、OfferBoxを利用してみませんか?
あなたが学生時代に取り組んだことなど、プロフィールを埋めることで企業からオファーが届きます!
あなたのプロフィールを見てオファーしてきた企業は
この人と一緒に働きたいな!?
まずは弊社の選考を受けてほしい!
と思ってくれているわけです。
オファーを受けたら、その企業の評判も調べて
即戦力性を求めるおかしい企業ではないな!
と思えば選考を受ければいいし、
内定後から即戦力になるための研修があるのかよ…
と気づけばオファーを断ってもいい。
特別なスキルがなくとも、あなたに合った会社を選ぶことはできます。
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