サラリーマンの仕事に、プロ意識って別にいらなくない?

ご覧いただきありがとうございます。taraionです。

今回は、

サラリーマンにプロ意識は必要なの?

という疑問を解決していきたいと思います。

この記事にたどり着いたあなたは、サラリーマンとして一度は

君たちは○○のプロなんだから、プライドを持って働け!

プロの○○としての自覚を持て!

というような言葉を耳にしたことがあるかもしれません。

私も塾講師時代に上記のような言葉を何度も耳にしました。その度に私はこう思いました。

プロって言葉を連呼するの、気持ち悪いなあ…

お金もらう以上はプロって本当なの?

色々思うところはあるのですが、結論、サラリーマンが過剰にプロ意識を持ったところで損しかない!と考えています。

この記事のポイント!

・無駄にプロ意識を持つ必要はないとわかる

・「プロ」という言葉には裏の意味がある!?

・自分なりに「プロの定義とは?」と考えるきっかけになる

サラリーマンである以上はプロとは言えない!?

私が最初に入社した会社の内定者研修では、社長がプロ野球選手とサラリーマンの仕事を同一視するような発言をしていたのですが、正しいのでしょうか?

そもそも、なぜサラリーマンであるにもかかわらず、「プロ意識」について言われ続けるのでしょうか?

プロ」と呼ばれる職業とサラリーマンの違い

はじめに、「プロ」とは

(「プロフェッショナル」の略から) あるものごとを、生計の手段として行なう人。自分の職業であるとの強い自覚をもって、それにうちこむ人。くろうと。

引用元:プロとは – コトバンク

とのことです。

例えば、プロ野球選手はいち個人事業主として球団と契約することで報酬を得ます。

お笑い芸人なら、舞台やテレビ番組への出演によって収入を得る歩合制が基本であるとのことです。

当然、自らのスキルレベルによって報酬額は変わってきます。

彼らは組織にとらわれることなく、それぞれが望む環境へ身を移していくことだってあります。

出番や報酬を求めてのFA宣言とか、事務所間の移籍とかあるよね

しかし、サラリーマンは組織(会社)と雇用契約を結び、基本的に社員一人一人の能力や成果によって給料が変動することはありません。

基本的には、労働時間の長さによって給料が決まります。

よほどのことがない限り、クビにもなりません。

このように、プロと呼ばれる職業の人とサラリーマンはそもそも雇用形態が異なるのですが、「プロ意識を持て!」と言っている人の中でこの違いが分かっているのは一体何人いるのでしょうか?

新卒で入社した会社での内定者研修で、社長が

プロ野球選手のようなプロ意識で頼むよ!

というような発言をしたのですが、今思えば完全におかしいですよね。

今思えば、完全に会社のプロ意識を押し付けてきやがる…

また、この会社は新卒・未経験の人に即戦力性を求めるところもありました。

確かに、経験が足りないような状況でも即戦力になってもらわないと困るような職場なら、正式に入社する前から意識を高く持ってもらう必要があるんでしょうね。

会社に黙って従うやつ≒即戦力・プロ意識なのかね…

なお、新卒に即戦力性を求めるのは果たして適切なのか?ということについては、

新卒に即戦力は求めすぎ?企業からの要求は果たして適切なのか」という記事に私の考えを書いているので、合わせてご覧いただけますと幸いです。

プロという言葉の下に搾取したいだけ

また、社長は同じ研修で

給料分は最低限、それ以上の成果を出すのがプロだ!

などと言っていたのですが、私は

何言ってんだこいつ

と強い違和感を抱きました。

そして、職場でもサービス残業が横行しており、中には日付を超えそうな時間帯まで働いている人もいる始末…

特に、出勤時間の2時間ほど前から出勤している直属の上司(校舎長)を間近で見ていたため

おいおい、ここでの出世はサービス残業まみれになることを意味するのか?

と疑念を抱き、昇格試験にも消極的になっていきました。

そういうわけで私は、

プロ意識を高く持つのは割に合わねえ…洗脳されてんのか?

これがやりがい搾取ってやつか…

という感じで、どんどん仕事に対する当事者意識がない状態になっていきました。

モチベーションが下がっていったことで、

そもそも塾講師ではなく、他の職種に転職しようかな…

と、プロ意識を押しつけられないような環境を求めるべく、入社後半年で本格的に転職を考えるようになっていました。

人それぞれの特徴がしっかりと理解されず、画一的にプロ意識を求められる環境では、仕事に対する意欲を維持することは難しいと感じたのです。

とはいえ、私は当事者意識がないまま仕事をこなすだけでは転職できないと思ったので、目の前の課題に向き合いつつ、転職のチャンスをうかがいました。

詳しいことは、

成功への扉を開くには、仕事への意識が低いままじゃダメですか?」という記事にまとめているので、合わせてご覧いただけますと幸いです。

自分の中で「プロ」の定義を明確にしたほうがいい?

社会人として1年ほど働いた中で考えた、私の中での「プロ」の定義は「組織にとらわれず、どこでも稼ぐことができるスキル」を持っている人であると考えました。

やたらとプロ意識を語るサラリーマンは

今自分が属している組織の看板が外れた場合、仕事のオファーが来るだろうか?

という視点で物事を考え直して欲しいものです。

これが私なりに考えるプロ意識の特徴であり、あなたに当事者意識がない場合でも重要なポイントです。

私は塾講師として1年ほど働いて、

このまま塾講師として働いても、プロとしてはキャリアの幅が狭くなりそうだ

と考えて転職活動に踏み切りました。

また、自分なりに「プロ」の定義づけをしておけば、

・会社とプロ意識について考え方が異なるなら転職

・似た方向性であればもう少し頑張ってみる…

といった基準づけにも役に立つのではないでしょうか。

1社目は…言うまでもなく合ってませんでした

2社目は押しつけがましくないのでセーフ

プロ意識を押しつけがましく感じるのであれば、それはあなたと今の会社の社風が合わないのかもしれません。

そんなときは無理に続けようとせず、環境を変えることを考えてもよいのです。

会社の社風が合わない?さっさと辞めることも考えていいさ」という記事では、合わない環境で無理に続けるより、あなたに合った環境を探すほうがいいのでは?という話をまとめています。

当事者意識がない状態でプロ意識を感じることは難しく、あなた自身の定義を明確にして適切な選択をすることが大切です。

押し付けられるだけのプロ意識ならいらない

改めて、プロとサラリーマンの雇用形態の違いを理解しないまま、プロ意識を押し付けるのはおかしいと私は思います。

上から押し付けられる「プロ意識」を真に受けていても、私が最初に入社した会社のように搾取されるリスクは高くなるでしょう。

それゆえ、私はサラリーマンが過剰にプロ意識を高く持つ必要はないと考えています。

そして、プロ意識の押し付けに負けないためにも、自分なりに「プロ」の定義づけをしておきましょう!

あなたの中で明確なプロの特徴を理解し、それに基づいて仕事に取り組むことが重要なのです。

もし今、あなたが

プロ意識、プロ意識とうざい!いらないだろ!

と感じているのであれば、転職して環境を変えることも考えたほうがよいです。

プロ意識はいらないと思っているのに、プロ意識を強要される環境に居続けても息苦しいだけです。

無駄に高い意識を押しつけられることで、

自分の成長や幸福にはつながらなさそう…

と思うのであれば、一度キャリアの専門家に相談してみてもいいのではないでしょうか?

「きづく。転職相談」では、

最短4週間で、今後のキャリアプランを考えることができる

自己分析や企業研究についてもあなたをサポート

ということで、よりあなたに合った環境に転職できるようサポートしてくれます。

私も実際にコーチングを受講したことで、コーチングの後は自分なりに

組織にとらわれず、どこでも稼ぐスキルを持つことが重要だ!

という軸を持って、その軸をほとんど曲げる必要のない環境に転職できました。

その軸は今も胸に刻んでいます。

あなたも息苦しい環境から脱出して、充実した生活を送るためにも、まずはキャリアに精通している方に相談して

「プロ意識」という言葉に惑わされないような毎日を送るチャンスを掴みませんか?

「きづく。転職相談」を利用してみた話

ご覧いただきありがとうございます。taraionです。この記事では、もう今の会社辞めたいんだけど、転職の相談って誰にすればいいの?キャリア相談ってめっちゃ金かかるイメージ...といった悩みを解決していきたい[…]