「新卒は大手に行け」は本当か?大手企業2社を経験した私の経験

  • 2024年5月12日
  • 2024年5月12日
  • 就活

ご覧いただきありがとうございます。taraionです。

今回は

新卒カードを切るのは、本当に大手のほうがいいのかなあ?

自分のやりたいことと大手企業はマッチしているのだろうか?

といった悩みを解決していきたいと思います。

この記事を読んでいるあなたは現在、就職活動を思うように進められずに焦りを感じているのかもしれません。

特に、

新卒は大手に行け!

という風潮もあったり、知人が大手企業への入社を決めたりしていて

自分も大手企業に入社しないと…

というプレッシャーを感じることもあるのではないでしょうか?

確かに大手企業は安定した職場環境やキャリアパスが魅力ですが、

一方で企業文化や働き方の違いによるストレスもあります。

そこで、自己分析と企業研究が重要になります。

「新卒は大手に行け」という考え方も一理ありますが、あなたに合った企業を見極めることが大切です。

大手企業というブランドイメージや、大手企業に対する憧れだけで会社選びをするのではなく、

そもそも大企業の定義とは?を調べる

中小企業やベンチャー企業も検討する

などを行うことであなたの視野が広がります。

今のうちから大手企業の華やかなイメージにこだわらず、選択肢を多く持っておくことで

この会社に入社しておいてよかった!

自分に合った会社に入れそうだ!

というように、社会人になってからポジティブな気持ちを持てる就活を行うことができます。



大手企業は、多くの人が安定した職場環境や高い待遇、そして一流のキャリアパスを想像するのではないでしょうか?

そのイメージは、一般的には社名やブランド価値から構築されます。

大手企業は安定感があり、将来への不安を軽減してくれるように思われがちですが、

それゆえ大手で働くメリット・デメリットもはっきりしているなと私は思いました。

メリット:安定感とキャリアの見通しが立ちやすい?

大手企業には、安定した経済基盤と豊富なリソースがあります。

このため、経済的な不安が少なく、安定した雇用環境が提供されます。

また、大手企業では一般的にキャリアパスが明確であり、昇進やキャリアアップの機会が豊富です。

私が塾講師として働いていたときにも、ただ講師としてのキャリアを積むだけでなく、

教材作成

新規開校のための社外折衝

人事、総務

といった道も用意されていました。

こうしたキャリアの人は、ほとんど講師として授業には入りませんでしたね。

そのためこの会社は、学習塾を運営している会社の中でもキャリアの幅は広いほうだったのではないかとも思います。

そして、入社後はトレーニングプログラムや教育制度が整備されており、自己成長やスキルアップが期待できるでしょう。

2024年現在で働いている会社も、転職後には2か月ほど研修期間があり、

Webマーケティングに関する基礎的な知識や社内外のニーズをみっちり教わりました。

社会人経験関係なく、研修が充実していた印象です

私の転職先では、ビジネスマナー研修が行われることはなかったものの、

新卒で入社した場合はビジネスマナーやOJTに関しても制度がきちんと整備されているのではないでしょうか?

転職先では社会人経験があるから、ね…

デメリット:働き方や文化の違いによるストレス

一方で、大手企業には独自の働き方や企業文化があります。

そのため、あなたの価値観やライフスタイルと合わない場合、ストレスを感じることがあります。

塾講師時代は、

会議のたびに社訓の読み上げ

役職者は「名前+役職名」で呼ばなければならない

上の立場の人間の言うことは絶対的な風潮がある

といった文化に対して嫌気が差すことがよくありました。

特に、代表して社訓を読み上げることになったり、変な風習を目の当たりにしたときには、

うわ、マジかよ…

何のためにやっているのか、目的が見えないなあ…

と思っていましたねw

また、大規模な組織では、

業務の専門化

役割の分担

が進むため、個々の業務領域が狭くなり、幅広い経験を積むことが難しい場合もあります。

現職でも、

Web広告の営業

データ分析

レポーティング業務

など、Webマーケティング関連の部署内でも役割が細分化されています。

それゆえ、私も

クライアントの反応が分かりづらいなあ…

などと、入社して間もない時期は不満に感じることもありました。

今はそこまで感じていないけど

このように、働き方や社風などの問題で、大企業に入社したら不満に感じることも出てくるでしょう。

これらの要因が重なると、ストレスやモチベーションの低下につながることがありますが、辞めるタイミングは慎重に見極めるべきです。

見切りをつけるサインについては

会社を見限るべきタイミングはいつ?次に取るべきステップも知ろう」という記事で私の経験を紹介しているので、合わせてご覧ください。

メリット・デメリットを確認した上で、「大手企業」という言葉に踊らされることなく、

あなたの希望に合った仕事ができそうか?

入社後にその企業で働くイメージはついているか?

という点を見極めることも大切です。

ここからはそのためにできることを書いていきます。

自己分析の重要性

あなたに合った企業を見つけるためには、まず自己分析が欠かせません。

自己分析では、

あなた自身の性格や価値観

やりたいこと、やりたくないこと

などを客観的に見つめ直し、あなた自身を深く理解することが重要です。

これにより、あなたがどんな環境で活躍できるのか、どんな仕事が合っているのかをはっきりさせることができます。

私は新卒の就活で、この自己分析を十分に行えていなかったことから、

手持ちの駒が少なくなったときに詰んでしまったという苦い経験があります…。

それゆえ志望度の低い会社に入ることになった

関連記事:自己分析はいらない?やりたいことより○○を探すべきだ!

なんとなく、

この会社、名前をよく見るから応募しておこう

などといった安易な気持ちで大手企業に行こうとするのはおすすめできません。

企業研究と会社選びのポイント

次に、企業研究と会社選びを行うことが重要です。

企業研究では、

企業の事業内容

ビジョン、文化

働き方

などを詳しく調べる必要があります。

その上で、あなたの希望や価値観と企業の特徴を照らし合わせ、あなたに合った企業を見つけることができます。

また、実際に選考を受けてみて

本当にこの企業の選考を受けるべきだろうか?

と迷ったときには、あなたの望む条件や希望に合った企業を選び出し、応募する企業を絞り込みます。

そして、企業の絞り込みを行うには、就活会議の利用をおすすめします。

なぜなら、合わない企業に入社して後悔するリスクを最小限に抑えるために、口コミ情報をもとにしつつ情報収集を行う必要があるためです。

口コミページから各企業の評判を把握し、あなたに合った企業を選択することができます。

また、本選考を通過した先輩たちのESを参考にすることで、自身のESの書き方を学ぶことも可能です。

学生時代はせいぜいアルバイトの経験くらいなので、実際に働くイメージがぼやけてしまうのは仕方ありません。

しかし、事前に働く社員のリアルを知っておくことで、

この会社、そんなにヤバいの…?

などという情報を仕入れることで、時間や労力を無駄にせずに済むこともあるでしょう!

安心して選考に臨み、内定に近づくためには、口コミ情報を基にした選考対策が必須なのです。

「大手企業」という言葉に踊らされてはいけない!?

大手企業と聞くと、人数が何百人・何千人といるような企業をイメージするかもしれません。

しかし、中小企業庁による「中小企業・小規模企業者の定義」を参考にすると、大企業は以下の表のように考えることができます。

業種資本金or出資総額従業員数
製造業その他3億円より多い300人より多い
卸売業1億円より多い100人より多い
小売業5千万円より多い50人より多い
サービス業5千万円より多い100人より多い
参考:中小企業庁「中小企業・小規模企業者の定義」

上の表から言えるのは、

ある業種では大企業だけど、別の業種では中小企業として扱われる規模であるかもしれない

ということです。

現に私が最初に勤めた学習塾は、

サービス業では大企業だけど、製造業その他では中小企業の規模

という会社でした。

そのため、「大手企業」「大企業」という言葉に惑わされず、

中小企業やベンチャー企業も含めて就職先の選択肢を広げることは非常に重要です。

それは、あなたに合った企業を見つけやすくなるだけでなく、新しい挑戦や経験を積む機会を得ることができるからです。

例えば、私の勤めた学習塾はサービス業の中では「大企業」であるにも関わらず、

1校舎あたりの人数が少なくて裁量が大きかったので

経験値が溜まるのが早かった分、早く転職できたのかも…

という部分もあります。

また、現在の経済状況や社会の変化を考えると、

大手企業にこだわらず、幅広い視野を持って就職活動を進めることがあなたの将来にとって有益になる可能性があります。

大手企業への就職には、安定感や多様なキャリアパスなど多くのメリットがあります。

しかしその一方で、独自の働き方や企業文化に適応できない場合にはストレスが生じる可能性もあります。

だからこそ、自己分析や企業研究を行い、あなたに合った企業を選ぶことが重要なのです。

また、大手企業だけでなく、中小企業やベンチャー企業も選択肢に含めることで、新たな挑戦や経験を得る機会を広げることができます。

「大手企業」「大企業」という言葉に踊らされて

自分は大手企業に入れなかった負け組だ…

大企業に入り損ねて、もったいないまねをした

という思いをあなたにはしてほしくないです。

私は大手企業の漠然としたイメージを頼りに就活を行っていて

大企業に入れさえすれば勝ち組だ!

と思っていたことで、思ったような会社の内定をもらえなかったときに大ダメージを受けましたから。

繰り返しにはなりますが、

大手企業への就職を検討する際にはあなた自身のことをもう一度見直した上で、

目指す方向性に合った選択をすることが大切になってくると思うわけです。

入社してからが本番なのさ

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